受験勉強は勉強嫌い量産システム
受験勉強が大嫌いでした。凄くつまらないし、何の役に立つかわからない。ただの大学合格のツールでしかなかった。学校や地域の「成績がいい=人格がいい」みたいな空気があまり好きではなかった。暗記も苦痛、公式も苦痛。学問が役に立った場面なんてテストだけ。進学校だから周りに合わせ勉強する、それだけでした。
大学入学後、バイトで塾講師をしていた時にも感じました。親、教師、講師の全員が点数で評価する。凄く勉強が苦手だが、お菓子作りがとても上手な生徒がいた。しかし、それは評価されず、評価されるのはテストの点数のみ。
彼女自身の長所(料理の腕)を褒めるべきなのに点数のみで評価する。だから、僕みたいに親や教師のために「いい点数」を取ることが目的になってしまう。
結果、勉強が嫌いになる。
受験勉強から解放されると顔色を伺う必要はないので、学生は勉強しない。大学に入学して強く感じた。学生は過去問を貰いテスト対策、講義は代返。国立でこの現状だ。受験勉強により、勉強嫌いのアレルギーを持つようになる。
「大学の勉強は意味ない」多くの先輩が発言した言葉だ。
一方、留学生は必死に勉強していた。
根本的に勉学に対する姿勢と目的が違うのだと思う。
日本の学生は「いい点数を取るため」、「教師や親の顔色をとるため」
海外の学生は「役立つため」、「面白いから」。
僕たちは学問を「点」で学ぶのではなく、「線」で学ぶ姿勢を忘れている気がする。
そして、学んだら実際に使って、役立つことを実感する。
池上さんのこの書籍が凄くためになりました。学ぶ意義を教えてくれた大切な一冊です。