英検はTOEICより優れている
国産の英検が冷遇され、外国産のTOEICが崇拝されているが、疑問を抱かずにはいられない。
韓国ではTOEICのスコアと社員の能力が比例していない状況から、一部の大企業では(SAMSUNG等)、TOEICのリーディング、リスニングスコアでの指標を廃止している。
一方の英検では、安河内哲也氏や西真理子氏等が主張する通り、非常に素晴らしい。
4技能測定は勿論、幅広い出題範囲でどの分野にも対応した語学力を養う。
特に英検1級の長文問題は素晴らしい。知的好奇心を刺激し、尚且つ、「本当に英文を読めて内容を理解していますか?」を問うからだ。
複雑な英文構造は無いが、一つ一つのパラグラフを理解しなければ、迷子に陥る問題。
助動詞以降の省略、比較級の挿入、付帯withの理解と実際の英字新聞や英文記事を読むのに不可欠な知識の理解。
TOEICを考案した人物は英語が出来ず、TOEICで日本人全体の語学力は向上せず、結局は日本人は英語が出来ないということを証明したに過ぎないと発言している。
言語学者や英語教育第一人者の意見を汲まずに、素人の意見を尊重し、安易に外国産を導入する弊害は大きいと思う。
英語教育の第一人者達が言うように、日本には英検などの素晴らしい試験があるのだから、国産の試験や専門家の意見を信頼し尊重するべきだ。