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SNSとアイドルは自己愛性パーソナリティ障害を悪化させると悟る

私は時々、「自分は自己愛性パーソナリティ障害かな?」と思う時があります。

その後、佐藤優氏の「嫉妬と自己愛」を読み、今の自分は悪い状況だなと悟りました。

本書には、斉藤環氏やNPOでストーカー問題を扱う専門家との対談もあり、客観的な意見として大変参考になりました。

 

 本書では自己愛性パーソナリティ障害の様々な特徴を挙げていますが、本書が指摘した、

  1. 自信がなく極度に傷つくことを恐れ、土俵に立たずに逃げて回る
  2. SNSやアイドル等に熱中する

上記の項目は当てはまりました。

 

  1. 自信がなく極度に傷つくことを恐れ、土俵に立たずに逃げて回る

佐藤優氏は「伊藤くんAtoE」を引用しながらこのように説明していました。

www.bookbang.jp

「伊藤くんAtoE」に登場する「伊藤」は攻撃的でずる賢く、人生の岐路になると逃げ回り、執筆業を目指しているがいつまでも一本も書こうとしない。

書けば自分には能力がないことが露呈されるので、それを恐れた結果、あえて「書かない」ことで自分自身が傷つかないようにしている。

自己愛が肥大化し極度に傷つくことを恐れた結果、常に「勝者」になろうとする。

つまり、逃げ回れば常に傷つかない「勝者」であり続ける。

本書の「嫉妬と自己愛」では再度「伊藤くんAtoE」を用いて自己愛性パーソナリティ障害を解説しています。

 

勿論、自分はここまで酷くないですが、「土俵から逃げる」点が同じです。

佐藤優氏は「自信がない→逃げ回る→自己愛の肥大化」このサイクルを繰り返すことで社会では生き残れない人物が形成されていくと主張し、その代表例が「引きこもり」。

 

絵や語学等において、いつまでも参考書で学んで一向に絵を完成させたり、英語を使わない人も能力がないことが露呈することを恐れた「自己愛の肥大化」の結果だと思います。

 

  • SNSやアイドル等に熱中する

アイドルにお金を費やし熱心に応援する人の多くは、根暗で容姿が良いとは言えず、服装や言動にも無頓着な理由をこの書籍では解明しています。

結局は、自己愛の肥大化の結果、他者への接し方を学ばず、自分自身の思い通りに物事を解釈したり思い込むことで、アイドルにのめり込み優位に立とうとする。

自身は競争の土俵には立たないが、アイドル同士の競争は熱心に応援し参加する。これは、実社会の競争では負けることを理解しているので、自分自身が傷つかない方法で「アイドルを競争させる」という行為を選択。そして、推しの人気や活躍で自身が優位にたったように思い込み、自己愛を肥大化させる。

アイドルにのめり込み、自己愛の肥大化による最悪の結果が、昨年の東京都小金井市のアイドル刺殺未遂事件だと主張していました。

 私は癒しとて欅坂46にハマり、殆どお金も費やしていませんが、ブログで欅坂について書いてるあたりは他人事ではないですね・・。

自分にお金をかけず、アイドルにお金を費やすのは危険みたいです。

 

SNSにおいても、FacebookTwitterで自分を大きく見せたり、本当の自分には能力があることを匂わせたり(実績や能力がないのにも関わらず)、相手を誹謗中傷したり・見下す行為、不幸自慢も自己愛の肥大化、いわゆる、自己愛性パーソナリティ障害の傾向らしいです。

 

書籍によると、自己愛の肥大化の解決策はSNS依存を断つこと、家族以外の生身の人間関係を構築し、親友を持つこと。

 久々に衝撃を受けた一冊でした・・親友は大事にしようと思わせる一冊。