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「天国の五人」は最高の書籍~The Five People You Meet in Heaven~

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~原書「The Five People You Meet in Heaven」~

The Five People You Meet in Heaven

The Five People You Meet in Heaven

 

 

~ 日本語翻訳版「天国の五人」~

天国の五人

天国の五人

 

 

~あらすじ~

この物語は、おわりから始まる。83歳のエディは、偶然の事故であっけなく死んだ。愛する妻に先立たれ、子供もいない。仕事も希望どおりではなかった。彼の人生はなんの意味もなかったのか……。しかし、その死は本当のおわりではなかった。彼を天国で待っていた五人の人物とは? エディが最後にたどりついたものは?――人は人に生かされ、また同時に人を生かしてもいる、そんな人生の真実が胸に迫る。

 

私は日本語翻訳版『天国の五人』の原書「The Five People You Meet in Heaven 」を読みました。シナリオが大変素晴らしく、難単語も少なく思いのほかスラスラ読むことが出来ました。ただ、軍事関係、設備関係の単語は厳しかったです^^;

受験レベルを遥かに超えているので、これで勉強しようとすると間違いなく挫折します。普通に「JAPAN TIMES」や「The Mainichi 」のニュース英文記事の方が遥かに優しいです。

日本語翻訳版「天国の五人」と原書「The Five People You Meet in Heaven」の2冊を揃えて読むのがおすすめです。

私は、日本語翻訳版「天国の五人」を図書館で借り、併用しました。

 

[感想]

非常にメッセージ性のある作品でした。

少々内容も重く「五人の人物」の中には主人公の行動が原因で亡くなった人物もいます。

「人生の意義」がテーマであり、生きている間、私たちには『人との繋がり』や『犠牲』があり、その上で私たちは生きているということを再認識させられます。そして、生きて「私自身」を記憶にとどめた人がいる限り、あなたは他人と繋がり、そして互いに関係を及ぼしている。つまり、「あなたの人生」は「他人の人生」に影響を与え互いに繋がり合っているので、意味のない人生などはないのだと主張していました。

人生に意味はあるというメッセージ性、そして、現在の「個人主義」、「自分さえよければいい」みたいな風潮とは正反対なメッセージ性が非常に心地よかったです。

恐らくキリスト教文化圏ですので、死しても魂は生きるという考えが根付いているのが窺がえました。

 「過度な弱者叩き」や「競争の激化」で他人への寛容さを失いつつある現代に意義ある書籍だと思います。

私には親友と呼べる人がほんの数人だけいます。その人をずっと大切にしていきたいと再認識させる作品でした。