欅坂46 選抜制は悪魔のシステム
欅坂46を応援していますが、選抜制の導入は反対です。
理由は絶対的格差が生じるから。
選抜制には必ず勝者(選抜組)と敗者(非選抜組)が生まれる。
そして、この勝者と敗者が流動的に入れ替わらず、固定化するのが1番の問題。
乃木坂46を例に出すと、
白石麻衣は絶対的エースで固定化している、その他の生駒里奈、生田絵梨花、橋本奈々未、秋元真夏、桜井玲香、西野七瀬なども同様に選抜に固定化している。すると、残り少ない枠を争うことになる。
そこには、平等を名目にした不平等が存在し、個人をアトム化する。
非選抜、特に長期間非選抜の者は強烈に自己を否定された気分になるが、非選抜(敗者)に言い分は与えられない。
正に、一部が富を独占し、敗者は人間性まで否定されボロボロになる構図。
「選抜制にして競争させる必要がある」は最悪な主張だ。
投資になぞらえると、
メンバーを選ぶ行為(投資先を決定し投資を行う行為)だけで、ファン(投資家的な立ち位置)は猛烈な競争に巻き込まれる事はなく、傍観者の立場だ。
ファンは気分がいい、何故なら選ぶ立場にあり、気分次第で好みの変更が出来るから。自身は汗水を流さず、土足で相手の領域に入り込み、口出しを行う。
ただ、それが選抜制に影響を与え、猛烈な競争や他者否定を包括するようになる。
自身は傍観者で、相手の猛烈な競争を楽しむ行為。結局は優越感を感じるために、アイドルはモノ扱いの様な形になる。
完全に、今の社会の縮図だ。
秋元康は恐ろしいシステムを生み出してしまった…。